資格

日商簿記検定についてまとめました。

日商簿記検定について

そもそも簿記とは

すけまる
すけまる
どんな会社でも必ず簿記は使われているよ!

簿記とは、売上等の経済的な取引を一定のルールに則って帳簿に記録することです。例えば、100万円の売上が発生すると、100万円の売上が発生したと帳簿に記録します。

最終的には、「貸借対照表」や「損益計算書」等を作成することが目的になります。貸借対照表や損益計算書とは会社がいくら設けたのか?どんな財産があるか?借金はどのぐらいあるか?といったことをまとめた資料のことです。

そのため、「貸借対照表」や「損益計算書」は税金の計算にも使われます。

簿記検定には3種類あります。

簿記検定の種類には下記の3種類があります。

  1. 日本商工会議所が主催する「日商簿記検定」
    → 通称:日商簿記 受験生:社会人から学生まで幅が広い
  2. 全国経理教育協会が主催する「簿記能力検定」
    → 通称:全経簿記 受験生:専門学校が多い
  3. 全国商業高等学校協会が主催する「簿記実務検定試験」
    → 通称:全商簿記 受験生:高校生が多い

通常簿記と言えば「日商簿記」が一般的です。社会人であれば、簿記を受験する=日商簿記がほとんどです。

簿記検定事の難易度の参考

日商簿記検定全経簿記能力検定全商簿記実務検定
日商簿記:1級全経簿記:上級該当なし
日商簿記:2級全経簿記:1級全商簿記:1級
日商簿記:3級全経簿記:2級全商簿記:2級

上記の表のとおりですが、日商簿記1級と全経簿記上級は同じぐらいの難易度とされておりますが、日商簿記1級の合格率約10%に対して全経簿記上級は15~20%の合格率があり、全経簿記上級のほうが受かりやすいです。

日商簿記1級も全経簿記上級も合格することで税理士試験の受験資格を取得しますので、税理士試験の受験資格が欲しい方は全経簿記上級を受験することも選択肢にしてください。

日商簿記1級は毎年2回実施され、全経簿記上級も毎年2回実施されるため、年に4回の受験できることになります。

  • 簿記検定といえば「日商簿記」のこと
  • 税理士試験の受験資格が欲しい方は「全経簿記上級」も受験するといいです

日商簿記検定について

日商簿記検定には下記の級があります。
※3級の下に簿記初級・原価計算初級がありますが、受験者数から一般的には3級から受験すると考えられますので3級より下は割愛します。

検定の級1回の受験者数合格率
日商簿記1級約7,000~8,000人約10%
日商簿記2級約40,000~50,000人約20~25%
日商簿記3級約60,000~80,000人約45~60%

各級ごとの比較

検定の級標準学習時間試験内容受験回数
日商簿記1級6ヶ月以上
/約550時間
会計学が追加
原価計算が追加
年2回
6月・11月
日商簿記2級3~6ヶ月
/約250時間
工業簿記が追加年3回
2月・6月・11月
日商簿記3級1.5~2.5ヶ月
/約90時間
個人事業者から
小規模株式会社
年3回
2月・6月・11月

日商簿記2級では、実務に合わせて連結が範囲に追加されましたので、難易度が上がっていると考えられます。

第157回では合格率が約9%と日商簿記1級並みの合格率まで低下しています。

ネット試験について

2021年度より通常のペーパー試験に加えてネット試験が追加されました。ただし、日商簿記2級と日商簿記3級に限ります。

ペーパー試験でもネット試験でもどちらで受講しても、日商簿記検定合格となり履歴書に記載することができます。

ペーパー試験との違い
  • 即日解答・即日デジタル合格証発行される
  • テストセンター(受験地)によっては毎日受験できる
  • 問題は受験者ごとに異なる

いつでも気軽に受験ができるようになる一方で、問題用紙がPCになるため問題用紙へのメモができなくなります。

試験問題をインターネット上で公開することは禁じられております。

日商簿記検定の価値

男性の口コミ
男性の口コミ
日商簿記は何級まで取得するのがいいのかな?
すけまる
すけまる
日商簿記2級までは取得することが望ましいです!

各簿記の級ごとの価値は下記のとおりです。

日商簿記1級の価値
  • 税理士試験や公認会計士レベルの簿記力が身に着く
  • 税理士試験の受験資格になる
  • 職業能力開発促進法の職業訓練指導員(事務科)試験の一部が免除になる
  • 転職ではかなり評価されるようになる
日商簿記2級の価値
  • 工業簿記の基礎が理解できる
  • 連結の基礎まで含めた簿記が理解できる
  • 様々簿記関係の資格へステップアップできる
  • 転職では評価されるようになる
日商簿記3級の価値
  • 個人事業者及び小規模の会社の仕訳が理解できる
  • 簿記への適正がわかる
  • 転職では考慮されるようになる

特に日商簿記2級まで取得できると下記の2点で大きく価値があると考えられます。

  1. 転職に有利になる
  2. 公認会計士や税理士などのステップアップにつながる

転職に有利になる

経理職に未経験で就職するには日商簿記検定の資格が必須になります。

なぜなら「仕訳とはなにか」から仕事で勉強させていくのはかなりの負担になるためです。
大企業では研修制度が整っているため問題ないかもしれませんが、ほとんどの会社ではゼロから育てる余裕はないはずです。

また上記の記事には、未経験日商簿記3級でも価値があるとありますが、私は下記の内容を満たしている会社に対しては価値があると考えます。

  • 個人事業者又は比較的小規模な会社の事務所
  • 中堅企業以上でも仕事が分業化されている会社の事務職
  • 営業事務等の財務諸表作成等の専門性が高い事務以外の事務職

できれば日商簿記2級以上の取得が望ましいです。

<経理職への転職についてまとめた記事はこちら>

経理職への転職
経理事務に転職するには年齢と経験が大事です。資格はあるとベストです!はじめに 経理の人材募集についての面接をしました。 採用する側と転職する側の両方を経験しましたので、内容をまとめてみました。 ...

公認会計士や税理士などのステップアップにつながる

日商簿記2級合格又は合格レベルの知識があれば、工業簿記まで含めた簿記の基礎知識は網羅できています。

そのため下記の資格に挑戦しやすくなります。

  • 日商簿記1級
  • 公認会計士
  • 税理士
  • 中小企業診断士

上記の資格では、専門学校でも日商簿記2級からの勉強できるコースがあるほどです。

日商簿記2級の汎用性はすごく高いため日商簿記2級までの取得を推奨します!

勉強イメージ
社会人が税理士試験合格まで5年前後かかることを覚悟してください。 社会人で働きながら簿記を勉強しており、更に上位の会計関係の資格を勉強するのであれば【税理士】がおすすめです。 なぜ...

日商簿記検定の勉強について

独学と専門学校を受講する方法と2種類あると思いますが、私は3級は独学、2級からはネットスクール(通信講座)を活用しました。

結論としては、独学はやめた方がいいと思います。
なぜなら、簿記は専門性が高く、仕訳も理解が難しいことが多いため、教科書を読んで理解するのは難易度が高いからです。

私が独学で勉強したのは、単純に当時お金がなかったからです。
当時独学で勉強した時は教科書を読んでYouTubeで知識を補っておりました。

しかしあまりにも効率が悪く、2級からはネットスクールを活用して勉強しました。理解が曖昧だったところや、勘違いして理解していた箇所などある事に気が付きました。

独学で勉強していたら遠回り、かつ、合格は難しかったかなと思いますので、専門学校の通信講座で勉強することをおすすめします。

<おすすめの専門学校>

上記のどちらかならハズれないです。
どうしても安い専門学校が良いのであればスタンディングが最安値です。
※2021年5月時点

簿記関係のおすすめの通信講座
簿記検定のおすすめの通信講座はじめに 簿記の資格に興味がある方は、まず簿記を教えている専門学校に興味があると思います。全くの簿記初心者が独学だけで日商簿記検定...

また、独学にしても、通信講座にしても、簿記は毎日しないと計算力が落ちますので気をつけて下さい。

そして簿記では必ず電卓を使用します。
電卓にはSHARP派とCASIO派に分かれますが、完全に好みです。
※私はSHARPですが、簿記を勉強したにネットで調べておすすめだった電卓がたまたまSHARPでした。

簿記で使用する電卓はネットで調べても概ね下記のどちらかですので、参考にしてください。

<SHARPでおすすめの電卓>

<CASIOでおすすめの電卓>

まとめ

私にとって簿記はもう10年以上も勉強と仕事でお世話になっています。

そして会社で働いていると、簿記がわからない方が本当に多いです。
経営者の方や幹部管理職の方でも、簿記が分からず、数字がわからないため大変苦労しているところを見ています。

確かに理解するまでは難しく、奥が深いですが、どんな仕事でも簿記の知識は活かせるだけの汎用性の高さがあります。

是非、簿記の勉強にチャレンジしてみてください。

まとめ
  • 簿記とは、取引を一定のルールで記録すること
  • 簿記検定といえば、日商簿記検定のこと
  • 日商簿記を取得するなら日商簿記2級まで取得すること
    →転職やステップアップに最適
  • 勉強するなら投資と思って通信講座を受講すること
    →独学だと遠回りです。
ABOUT ME
すけまる
2021年5月6日やっとブログのコンセプトが決まりました。 「知っている知識・わかった知識をわかりやすく説明するブログ」です。 自分の経験で得た知識・経験したことで、得意分野を考えた結果が、 会社でも「説明がわかりやすい」といわれることでした。 なぜ、わかりやすく説明できるのか考えたところ、中学時代から学年で下から10番前後にいました。高校は偏差値38ですが、そこすら中退しております。 当時は勉強をする必要性を感じておらず、「勉強なんか必要ない」の家庭でくらしていました。 もちろん勉強を自主的にしたこともありません。 そんな自分でも勉強することで、知識を得られる幸せに気が付きました。 だからこそ、人に説明するときには、とにかく中学生でもわかるように説明するようにしています。 これをブログでも発揮できればと思っています。