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税理士事務所の労働環境は激務です。

税理士事務所労働環境

税理士事務所の労働環境

男性の口コミ
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税理士事務所の労働環境が知りたいな
すけまる
すけまる
実際に就職しましたがかなり激務なのできついですよ・・・
私が就職した事務所は、従業員4人の事務所でした。

実際に就職して約2年勤めましたが、下記のような労働実際でした。

労働環境
  • 労働時間 9~23時(月1以上徹夜あり)
  • 昇給なし(減給はあり)
  • 賞与なし
  • 退職金なし
  • 給与が安い(年収280万円)
  • 年休なし
  • 休日関係なく連絡あり

労働時間は、9~23時が通常でした。そのため21時に帰れる時には早いと感じていました。繁忙期閑散期があるわけではなく、毎月がこのような労働環境です。

もちろん全ての税理士事務所がブラックではないかと思いますが、私の経験としては事実です。

労働時間が長く9時~23時が普通

すけまる
すけまる
次のような原因があると考えられます。
なお、毎日9時~23時が普通でした。
年に2回ほど19時に帰れるときがありました。
労働環境悪化の理由
  1. 税務署への提出納期が決まっている。
  2. 事務作業だけでなく、外回りがある。

税務署への提出納期が決まっている

すけまる
すけまる
提出物には納期があり、納期直前は業務が集中します。

すべての事業主(法人や個人事業者のことと考えてください。)には事業年度があり決算があります。

事業年度とは、ざっくり言うと1年間に区切った期間をいいます。
(例えば、よくあるのは4月1日~3月31日の間です。)

決算とは、事業年度を締めることです。
(例えば、2020年度中の経費や売上が漏れていないかチェックして、漏れがあれば反映させる作業です。)

この決算月の2ヵ月後には、税務署へ「申告書」を提出します。
これは法律で定められているため、守らなければならない納期になります。

申告書とは、事業年度中の売上や利益等をまとめて税金がいくらになります、とまとめた書類のことです。

申告書提出前には、申告書の内容を説明するため顧問先(税理士事務所の得意先のこと)と打ち合わせを実施します。
そのため打ち合わせの日までに「数字」をまとめ「所長」の確認をしてもらう必要があります。これがいつも徹夜(朝5時ぐらいまで)でした。

なぜ徹夜になるのかは色々と理由がありますが、下記のとおりです。

徹夜の理由
  1. 顧問先の提出遅れ
  2. 訪問する日が客先及び所長の都合で決まる
  3. 作業時間が確保できない
  4. 不明点を調べて、解釈するのが大変

顧問先も納期通り資料を送ってくれるとは限りませんし、資料の漏れ、確認事項まとめ等もあります。これを所長が決めた所長との打ち合わせ日までに実施する必要があります。
※所長は外回りがメインでしたので、打ち合わせできる機会は少ないです。

しかし、日々の業務に追われて作業時間がとれないだけでなく、実務ではいろいろな不明点がでますので、これを調べる時間もかかりました。

結果、所長との打ち合わせ前は業務が集中し深夜までかかります。

事務作業だけでなく、外回りがある

すけまる
すけまる
事務作業がメインに思われますが、外回りも多いです。

週3以上のペースで顧問先と打ち合わせがあり、その間は事務作業が進みません。
当然顧問先と打ち合わせ後、事務所に戻ってからの事務作業になるため、労働時間の短縮は厳しかったです。
※細かい話ですが、打ち合わせの会食費用は請求し辛い雰囲気があり、私含めて全員が自腹でした。

私の就職した事務所では、毎月一回顧問先の訪問を義務となっておりました。
担当1人当たり大体25~30社顧問先として担当しておりますので、毎日打ち合わせに訪問する必要があります。

また、事務所で作業中も、顧問先からの相談は毎日のように携帯電話にかかってくるため、対応しながらでした。

ちなみに、「繁忙期」じゃない季節はありませんでした。よく3月決算の法人が多い + 個人の確定申告と重なり大変といいますが、法人の決算月は任意のため、毎月決算がありますし、ほぼ必ず何かしら突発的な業務は毎月ありました。

税理士事務所の年収は300万円前後

今の会社で面接も実施しておりますが、税理士事務所の方で20~30代の方は大体300万円前後です。

残業代が全額支給されて350万円です。
私は280万円でした。

小さな事務所なので就業規定が存在せず、全て所長の匙加減ひとつでした。
※就業規則は常時10人雇用する事業者が提出する必要がありますので、要件に該当しておらず、ありませんでした。

昇給なし

明確な「昇給な」はありませんでしたが、ただし、頑張っていた人は昇給ということで、固定の残業代が増えていました。
※固定残業代のためどれだけ働いても給与は定額でした。
もちろん労働基準法ではアウトですが、税法には詳しくても労働基準法詳しいとは限らないです。
なお、残念ながら所長の機嫌を損ねて減給されていた者もおりました。

賞与なし

賞与は、「保険契約時」または「税理士になってから」でしたのでありませんでした。
※税理士事務所は節税のため保険販売することが多く、保険が販売できる資格を私も含めて従業員は所得しておりました。

退職金なし

退職金はありませんでした。就業規則も存在しておらず、退職時にも頂いておりません。

給与が安い(年収280万円)

給与は顧問先の顧問料の20~30%が目安でした。
なお、私の事務所は決算料をもらっておらず顧問料は安い事務所です。
※顧問料3万 × 顧問数30社 × 25% × 12ヵ月 = 年収270万円(月収22万円前後)

なお上記の通り、賞与、昇給がないため年収は低くなります。

給与については、顧問先の事務の方の給与はすべて把握できる環境にいたため、悲しい気持ちになることが多かったです。

年休なし

「年休」(土日は休みですが)はありませんでした。
そのため、用事は作らないようにしていましたが、高熱の際にはさすがに連絡してお休みをいただきました。
※所用で休む場合には事前連絡制でした。

90連勤を達成した同僚もいました。
念のためですが、年休は労働基準法上は一定の期間働くと権利が発生します。

休日関係なく連絡あり

土日が事務所として休みでも、顧問先や事務所の税理士からありました。
顧問先の社長と連絡を取ることが多いため、土日が休みとは限りません。
もちろん業種業態で休日は違います。

また顧問先がお休みでも、所長はご自宅で仕事をしており、その際に疑問点があれば都度確認で電話がありました。

※なお、従業員は携帯電話は貸与されずプライベート番号でしたので転職後番号を変更しました。

まとめ

すけまる
すけまる
事実を書いてきましたが、
一番は所長の考え方(方針)が一番大きいかなと思います。

例えば、下記の内容も全て所長(事務所の代表)の判断になります。

所長判断の例
  • 経験者を多く雇う。
  • 連携が取れている会計システムを導入し効率化を目指す。
  • 実務経験より試験勉強を優先してくれる。
  • 残業代を支給する。
  • 年休を取得しやすい環境にする。

自分の働いていた事務所は極端な例かもしれませんが、労働環境は所長の考え方で間違いなく変わります。

そのため、ホワイトな事務所もあります。

他の事務所で働いている方から聞いた内容ですが、残業代が満額でる事務所や、試験前は勉強休みがある事務所もあるとのことです。

また本当かわかりませんが、税務署OBの税理士事務所(税務署で特定の期間勤務すると税理士になれます。)では、労働環境がしっかりしていると聞いたことがあります。

税理士試験に受けたいのであれば、労働環境の調査は必須であると強く断言します。
私は最初にそれがわからず、「簿記を取得したから」「税理士は法律を守っているから労働環境はいいはずだ」と思い入社しましたが、労働環境はどうであれほぼ必ず激務です。

すけまる
すけまる
私は今思うともっと早く退職していればよかったと思っています。

所長から「辞めたら次の転職先から電話が来たらどうとでもいえる」とか「その学歴・資格・経験じゃどこも雇ってくれない」とか「顧問先を裏切るのか」等言われても勇気を出して退職するべきです。

時間はかかりましたが、私も結局勇気を出して退職しています。今は退職代行の仕事があるぐらいです。正直2~3日働いてブラック企業だと思ったら転職しても良いと思います。

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給与が安いならどこに転職しても給与は良くなることが多いです。

そして、労働環境を優先するのであれば、「ハローワーク」で求人を探さずに、「リクルート等の転職サイト」を活用します。

理由は、人材への投資を行っている最初の指標になるからです。
※私は転職サイトの存在をよくわかっておらず、ハローワークで探して就職しました。もうハローワークを活用することはないでしょう。

経理職でおすすめの転職サイトは下記のとおりですので、参考にしてみてください。

管理部門に特化してる転職サイトのMS-Japanです。

20代の方なら20代専用の転職サイト20代に特化した就職・転職サービス【第二新卒エージェントneo】
もおすすめです。

※登録だけはタダなので、私も登録だけはしています。

私の時は経験が浅いため(約2年の税理士事務所勤務)大手の転職サイトであるリクルートやデューダでは相手されませんでしたので、20代専用の転職サイトを活用しました。

最後に、「夜や休日に事務所に人がいるか?電話をしてつながるか?」も確実にチェックすると良いと思います。

税理士試験の勉強は一般の企業でもできます。

資格を取得してから、税理士事務所で経験するのも選択肢も良いと思います。

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2021年5月6日やっとブログのコンセプトが決まりました。 「知っている知識・わかった知識をわかりやすく説明するブログ」です。 自分の経験で得た知識・経験したことで、得意分野を考えた結果が、 会社でも「説明がわかりやすい」といわれることでした。 なぜ、わかりやすく説明できるのか考えたところ、中学時代から学年で下から10番前後にいました。高校は偏差値38ですが、そこすら中退しております。 当時は勉強をする必要性を感じておらず、「勉強なんか必要ない」の家庭でくらしていました。 もちろん勉強を自主的にしたこともありません。 そんな自分でも勉強することで、知識を得られる幸せに気が付きました。 だからこそ、人に説明するときには、とにかく中学生でもわかるように説明するようにしています。 これをブログでも発揮できればと思っています。